こんにちは、Webライターのちゅんです♪
SNSを見ていると、時々こんな書き込みを見かけます。
「この案件、もうやりたくないけど断り方が分からない」
「良いクライアントだけど、単価の低い案件を卒業したい」
Webライターとして収入を上げていくために、時には依頼を断る場面も出てくるでしょう。
私も今までにスキルアップのため、クライアントと泣く泣くお別れをしてきました。
今回は、Webライターの依頼の断り方について解説していきます。
お断りメッセージの例文もご紹介しますので、参考にしてくださいね。
新規案件の断り方
クラウドソーシングサイトやSNSで新規案件の依頼が来た場合、「あまり乗り気がしない」「引き受けたいけどスケジュール的に無理」などの理由で断ることがあると思います。
どんな場合でも正直に理由を伝え、今後の仕事に繋げられるようにしましょう。
今後受注する可能性がない場合
新規案件なら、クライアントはライターのスケジュール状況を知らないため、比較的断りやすいでしょう。
断る理由として、次のような理由が使えます。
- 手持ちの案件で手一杯
- 1文字○円以上の案件しか受注していない
- 依頼ジャンルが専門外
「今忙しくて…」が一番角は立ちませんが、「いつなら大丈夫ですか?」と言われることも。最初から正直に理由を伝えた方がよいでしょう。
今後もお付き合いしたい場合
依頼を断るとしても、「スケジュールが空いているなら受注したかった」「単価が良いから別ジャンルなら引き受けたい」などのパターンもあると思います。
もし今後もお付き合いしたいクライアントなら、次に繋げられる返信をしましょう。
- 来月からならスケジュールが空くので、受注できます
- 私の得意ジャンルは○○なので、もし案件がございましたらご依頼お待ちしております
上記のように返しておけば、また依頼をくれる可能性があります。
【例文】新規案件のお断りメッセージ
〇〇様
お世話になっております。
この度は、私との新規契約についてご提案いただきありがとうございます。
せっかくご提案いただいた中で恐縮ではございますが、今回は見送らせていただきます。
大変、魅力的な案件ではありますが、私のスケジュール上の都合により貴社のご要望には応えかねます。
〇月以降でしたらご対応できますので、また機会がございましたら、ぜひよろしくお願いいたします。
貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
断る行為は、相手を不快な気持ちにさせてしまうもの。なるべく丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
継続案件の断り方
新規案件は断りやすいですが、問題は継続案件。
数ヶ月続けていると、担当さんに情が湧いて余計に言い出しづらくなりますよね…。
単価アップが見込める案件ならそのまま続けるのもアリですが、そうでないならキリの良いタイミングで卒業しましょう。
継続を辞退する時は前もって伝える
継続案件を急に辞退すると、いわゆる“ライターが飛んだ”状態になります。
他のライターがすぐに見つかるとも限らないので、クライアントにかなり迷惑をかけることになるでしょう。
最低でも1カ月前には伝え、自分の受け持った仕事を全て終わらせてから辞めるようにしたいですね。
辞めたいタイミングは単価交渉のチャンス
「そろそろ継続を辞めたいな…」と思うタイミングは、単価交渉のチャンスでもあります。
もし辞めたい理由が“単価”だけなら、単価交渉してみましょう。
例えば、次のような提案をして単価交渉してみましょう。
「月間の納品本数を増やしますので、単価を上げていただけませんか?」
「単価を上げていただければ、構成までお引き受けします」
もし単価アップすればラッキーですし、断られた場合にはスムーズに卒業できます。
嘘をついて辞めるとトラブルになることも…
どうしても辞めたいからと、嘘をついて辞めるのはおすすめできません。
クライアントは、ライターのSNSをしっかりとチェックしているものです。
「入院することになって…」などの理由で辞めたのに、SNSで他の仕事の投稿をしていたら嘘はすぐにバレます。
嘘をついて辞めてクライアントに迷惑をかけると、損害賠償を請求されることもあります。
辞める時はクライアント側もライター側も納得できるように、正直な理由を伝えて辞められるのが理想です。
辞めたい理由が担当者の人柄にある場合などは、正直な理由を伝えられないこともありますよね。もし体調や生活環境の変化などを理由に辞めるなら、SNSやブログで近況を発信しないようにしましょう。
【例文】継続案件のお断りメッセージ(単価交渉パターン)
〇〇様
お世話になっております。
本日は、ご契約内容について相談させていただきたく、ご連絡いたしました。
いつもお仕事のご依頼をいただきありがとうございます。
これまで〇〇様とお仕事をご一緒させていただく中で、さまざまな経験ができ、私自身の記事の品質が向上したと自負しております。
私としましては、今後これまで以上の熱意をもってお仕事に取り組み、更なるメディア拡大に貢献したいと考えております。誠に恐れ入りますが、契約料金の引き上げをご検討いただけませんでしょうか。
他のクライアント様からの同様のご依頼にて、文字単価〇円を提示いただいております。こちらを参考にご検討いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
もし単価アップを断られたら、「今後スキルアップしていきたいので、現在お引き受けしている仕事を最後に、お取引を終了させていただければと存じます。申し訳ございません。」とお断りすればOKです。
案件を断るリスク
クライアントは仕事を頼みやすいライターと仕事をしたいと考えるものです。
一度断ってしまうと、その後クライアントのお付き合いが切れてしまうリスクがあります。
辞退する時は、そのリスクを覚悟したうえで辞めましょう。
私の経験上、一度継続を断ると、再度依頼が来ることはほとんどありません。
自分で仕事を選べるのがフリーランスの特権!
自分で仕事を選べるのがフリーランスの特権です。
今の仕事環境に不安やストレスがあるなら、スッキリやめてもOK。
逆に厳しい環境で自分に負荷をかけるのも自由です。
今後、自分がどうなって行きたいのかしっかりと考えた上で、新規案件や継続案件を選んでいきましょう。