インタビュー

「自分の本を出版する!」を叶えるKindle作家への道・あみさんインタビュー

インタビュー

こんにちは、Webライターのちゅんです♪

「Webライターとして、活動の幅を広げたい」「自分の将来のライター像が見えない!」

そんな、将来の方向性にお悩みのWebライターさんにお届けしたい!インタビュー企画「Webライターの未来設計図」

第5弾となる今回は、Kindle作家のあみさんにお話を伺いました!

ライター活動を始めてから、わずか半年で電子書籍を出版したあみさん。Kindle出版を実現するために、どのような苦労があったのでしょうか。

「いつか自分の本を出版したい」と考えている方は必見ですよ♪

ちゅん
ちゅん

あみさんが出版された電子書籍の裏話もたくさん教えていただきました!

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Kindle作家・あみさんのプロフィール

今回は、Kindle作家のあみさん(@amiami_writer)に、インタビューさせていただきました。

あみさんの本業はカメラマン。4年前から、幼稚園や保育園の行事で子ども達の写真を撮影する「スクールフォト」を中心にお仕事をされています。

新型コロナウイルスの影響でスクールフォトの仕事が減ったことにより、Webライターの仕事をスタート。わずか半年で、スクールフォトカメラマンについて解説した電子書籍を出版。

2人のお子さんを育てながら、スキマ時間を活用して、カメラマンとWebライターの仕事をこなすスーパーママさんです。

あみさんインタビュー【「自分の本を出版する!」を叶えるKindle作家への道】

Kindle出版はじめの一歩

ちゅん
ちゅん

あみさん!Kindle本の出版おめでとうございます!私も早速読ませていただきました^^

あみさん
あみさん

嬉しいです!ありがとうございます。

ちゅん
ちゅん

書籍の内容は後ほど詳しくお話するとして、まずはkindle本との出会いについて教えてください。

あみさん
あみさん

コロナ禍でカメラの仕事が激減した時、時間に融通がきく仕事を探していて、Webライターという仕事を見つけました。「まずは本で勉強だ!」と思って、AmazonのKindle Unlimitedの読み放題キャンペーンに登録したんです。

ちゅん
ちゅん

3か月間99円っていうアレですね。

あみさん
あみさん

そうです(笑)。Webライター関連のKindle本を検索していたら、「Webライターの始め方」や「月ウン万円稼ぐ方法」みたいな本がたくさんありました。本を読んでいて、ふと気づいたんです。「この本を書いているのは、雲の上の存在のような作家さんでは無くて、もっと私に身近な人なんじゃないか」と。

ちゅん
ちゅん

身近な人、ですか

あみさん
あみさん

「“月1万円稼げる方法”なんてタイトルの本があるくらいだし、著名人じゃなくても本って出せるんだ!」って気づきがありましたね。

ちゅん
ちゅん

なるほど。実際にKindle本を読んで、紙書籍よりも出版のハードルが低いことに気づかれたんですね。そこですぐに「出版したい!」という考えに至ったのでしょうか。

あみさん
あみさん

いえいえ、そういう訳ではないです(笑)。Webライターについては本を読んで独学で学んでいたのですが、実際にクラウドソーシングに登録してみたら簡単なタスク案件をするだけでも、すごく時間がかかってしまって…ライティングの勉強は一度挫折しました。

ちゅん
ちゅん

最初は数百文字書くだけでも時間がかかりますよね(泣)。

あみさん
あみさん

一旦勉強をやめてから2年ほど期間が空きましたが、やはり在宅の仕事を増やしたくて、ライティングに再挑戦しようと思い立ちまして。でも今度は、前回の経験を踏まえて、本を読むだけじゃなくライティング講座を受けた方がいいのかなと考えました。

ちゅん
ちゅん

再挑戦するときは、独学ではない方法を選ばれたんですね。

あみさん
あみさん

ネットで探して、講座の無料体験に参加したら講師がすごく素敵な方でして、その流れで講座を受け始めました。たまたまその講座がKindle出版に特化したライティング講座ものかきキャンプ)だったんです。

ちゅん
ちゅん

Kindle出版に特化したライティング講座があるんですね!

あみさん
あみさん

“Kindle本のライティングを学んで、kindle本を1冊だそう”という講座だったので、「どうせ講座を受けるなら、kindle本を出すのも面白そうだな」と。そんな軽い気持ちでkindle本の出版を目指しました。

ちゅん
ちゅん

最初は軽い気持ちで始めたことでも、継続して講座で学んで、実際にKindle本を出版するに至るライターさんは少数なのではないでしょうか。その継続力や行動力は、誰でもマネできるものではありませんよね。

本のコンセプトはどうやって決める?

ちゅん
ちゅん

今回あみさんが出版された書籍は、カメラマンのお仕事についての内容ですが、なぜこの内容について書こうと思われたのでしょうか。

あみさん
あみさん

実はですね、Kindle本の出版はもっと先にしようと考えていたんですよ。Webライターとして実績が出せてから、「Webライターのノウハウ本」を出せたらいいかなって。

ちゅん
ちゅん

最初からスクールフォトの内容を書くと、決めていたわけでは無かったんですね!

あみさん
あみさん

はい。受講している講座の講師に、カメラの仕事でゼロイチ(0→1)を達成した実績があることを話したら、「その内容で出版したら?」と背中を押してもらったんです。「後になればなるほど売るのは大変だから、早く出版しなさい」と言われました。

ちゅん
ちゅん

ハウツー本やノウハウ本の出版は、早いもの勝ちというイメージがありますもんね。

あみさん
あみさん

そうなんです。現時点でカメラマンになるためのKindle本って私が調べた範囲では少ないように感じたので。「じゃあ、出してみるか!」と、そこで内容が決まりましたね。

ちゅん
ちゅん

ご自身の経験が活きたんですね。

あみさん
あみさん

以前は、中身のないような薄っぺらい情報が書かれたKindle本がたくさんあったそうです。でも、今はコンセプトがしっかりとした本が増えてきているので、そうした競争に勝つには切り口を工夫したり、素早く行動したりすることが大切ですね。

電子書籍を出版するには何文字書けばいい?

ちゅん
ちゅん

Kindle本を出すときに、ページ数や文字数の決まりはあるんですか?何文字以上で出しましょうとか。

あみさん
あみさん

Amazonでは特に文字数の決まりは無いんですが、あまりに文字数の少ない本を出しても意味がないので、最低でも2万文字はあった方が良いと思います。

ちゅん
ちゅん

ちなみに、あみさんの本は何文字だったんですか?

あみさん
あみさん

23,000文字くらいですね。

ちゅん
ちゅん

そうなんですね。読んだ後にすごく満足感があったので、もっと文字数が多いのかと思いました!ちょっと文字数が多いブログ記事なら20,000文字ぐらいありますよね。

あみさん
あみさん

そうですね。「5,000文字のブログを4記事書く」と聞いたら、Kindle本を出すハードルが少し下がるのではないでしょうか^^

ちゅん
ちゅん

なんだか私でも頑張れそう!という気分になります♪

「Kindle出版」お金の話

ちゅん
ちゅん

Kindle本を出版するにあたって、費用はどれくらいかかるものなんですか?

あみさん
あみさん

Kindle本は、Amazonのプラットフォーム(KDP)に登録して、審査に通れば出版できます。原稿を電子書籍の形式に整える工程(EPUB化)や、表紙のデザインまで自分でできる人なら無料で出版できます。

ちゅん
ちゅん

え、やっちゃおうと思えば無料で電子書籍が出版できるんですか!そんな簡単なものではないのだと思いますがビックリです!

あみさん
あみさん

私の場合は、EPUB化や表紙のデザインを外注しました。目安としては、EPUB化は5,000千円前後、表紙のデザインは3,000円~20,000円と、デザイナーによって差がありましたね。

ちゅん
ちゅん

Kindle本の表紙は絵の好みで選ぶという感じですか?

あみさん
あみさん

はい、私は好きな絵のテイストの方に依頼しました。

ちゅん
ちゅん

主婦さんの目に留まりそうな、素敵なイラストでしたもんね!2つの工程を外注しても「1万円前後で自分の本が出版できる!」って、夢のある話ですね。

「人の心が動く瞬間」に出会える

ちゅん
ちゅん

Kindle本を出版して、良かったと感じたことを教えてください。

あみさん
あみさん

購入いただいた方から、「ほったらかしだった一眼レフをまた使ってみようかな」とか「スクールフォトに興味をもった」という感想をもらえたのが、本当に嬉しかったですね。

ちゅん
ちゅん

私も、あみさんの本の影響でスクールフォトにめちゃくちゃ興味を持ったひとりです^^

あみさん
あみさん

ありがとうございます!「あみさんの本でカメラに興味を持ったから、カメラを買ってみようかな」と言ってくださる方もいました。

ちゅん
ちゅん

カメラって決して安いものではないから、その1歩は大きいですよね。自分が書いた本で、人の心が動いて、さらに次の行動へつながるって、本当にすごいことだと思います!

あみさん
あみさん

あとは、Kindle出版の経験があることで、ポートフォリオやSNSのプロフィールに拍がついた感じがします。

ちゅん
ちゅん

Kindle本の出版は、今後の仕事にもつながりやすくなるメリットもあるんですね。たしかにKindle本は、ポートフォリオとしてインパクトが強い!!

一発勝負のプレッシャー

ちゅん
ちゅん

Kindle本を出版するまでに、どんな苦労がありましたか?

あみさん
あみさん

そもそもライター歴が浅いので、2万文字書くのがすごく大変でした。

ちゅん
ちゅん

そうですよね(泣)

あみさん
あみさん

講座で校正担当の方がいるので、書いた原稿を校正に出すんですよ。Googleドキュメントだと、担当者が訂正箇所にコメントを入れてくれるんですが、コメントが入る度にどんどん通知が届くんです(泣)

ちゅん
ちゅん

通知の数で修正の量が分かってしまいますよね…。その通知が辛いと感じているライターさんのお話もよく聞きます。

あみさん
あみさん

修正が終わったあとも、自分の原稿を読み返すと「あれも直したい!」「やっぱりここはこうしたい!」がどんどん出てきて…。しまいには「こんなの誰が読むの?」「もう書籍なんか一生書きたくない」みたいなマイナスな気持ちがどんどん出てきました。

ちゅん
ちゅん

本の出版は一発勝負だから、いつでも修正できるブログとは、わけが違いますよね。

(※出版後も修正したものと差し替えはできますが、ブログほど簡単ではありません)

あみさん
あみさん

今思えば、どうしてあんなに辛かったんだろうと思うんですけどね。一度どーんと落ちてしまった気持ちを立て直すのが難しくて、辛かったですね。

ちゅん
ちゅん

数か月間もモチベーションを保って、気持ちをコントロールし続けるのは、ものすごく大変だと想像できます。

デザインイメージを伝える難しさ

あみさん
あみさん

あ、もう一つ苦労したことを思い出しました!表紙のデザインをデザイナーさんに依頼するのも大変でした。

ちゅん
ちゅん

表紙のデザインですか。

あみさん
あみさん

実は、今回出版したKindle本の表紙は、最初に依頼したデザイナーさんとは違う方に書いてもらったんです。最初の方が提案されたデザインがどれも気に入らず、直してもらうのに何度も何度も要望を伝えるやり取りが辛いと感じましたね。

ちゅん
ちゅん

最初のデザイナーさんとあみさんの相性が合わなかったのでしょうか。

あみさん
あみさん

これは、デザイナーさんが悪いのではなく私の要望の伝え方が悪かったので、すごくもどかしかったです。表紙のイメージを伝えるのってこんなにも難しいのかと勉強になりました。

ちゅん
ちゅん

頭の中にある色とか雰囲気を、そのまま伝えるのって難しいですよね。

あみさん
あみさん

先ほど表紙デザインの値段がピンキリだという話をしたんですが、いいお値段で発注する場合はデザイナーさんがいくつか提案してくれるので、ある程度お任せできる部分はあると思います。一方でお安めの価格で発注する場合は、自分の中でイメージを固めておく方が良いですね。

ちゅん
ちゅん

籍の内容ではなく、表紙のデザインで悩むのは、実際に出版しなければ気づけない悩みですね。

あみさん
あみさん

電子書籍を買うかどうか表紙で9割決まると言われていますので、最初の印象が決まる表紙デザインはこだわりたいですね。

本気になれば誰でも電子書籍が出版できる!

ちゅん
ちゅん

あみさんは、Kindle出版が誰にでもできると思いますか?

あみさん
あみさん

2万字書くのが苦でなければ、誰でもできると思います。仮に自分の伝えたいことを言語化するのが苦手な方でも、執筆だって外注ができちゃいますしね。

ちゅん
ちゅん

なるほど。イメージや構成を伝えて、他のライターさんに書いてもらう手もあるんですね。

あみさん
あみさん

そういう方もいらっしゃると思いますよ。

ちゅん
ちゅん

本を出版したい思いと、明確なコンセプトがあれば、誰でも出版できるというわけですね。

あみさん
あみさん

ただ、当たり前のことですが、本を出版したからといって必ず売れるわけではありません。「売れる本」や「読まれる本」を出版するためには、ライティングのほかに、マーケティングについての知識も必要になりますね。

ちゅん
ちゅん

ライティングスキルだけでは、売れる本は書けないんですね。勉強になります!

Kindle本を出版する流れ

私自身すごく興味があった「Kindle本を出版する工程」

今回は、あみさんが詳しく教えてくれました♪

いつか電子書籍を出版したいと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

Kindle本を出版する流れ
  1. 市場調査
  2. 本のコンセプトを決める
  3. 章を立てる
  4. 執筆・校正
  5. 押絵・図解の作成
  6. EPUB化・表紙デザイン
  7. AmazonのKDPへ登録・審査
  8. SNS等で宣伝活動

1. 市場調査

まずは、どんな本に需要があるのか市場調査から始めていきます。

  • 売れ筋の本をリサーチ
  • 自分の周りの人は、どんな悩みを持っているのか
  • ニーズがあるのはどんな本なのか
あみさん
あみさん

私の場合は、ママ友に「カメラマンの仕事ってすごいね」と言ってもらう一方で、「カメラマンの仕事は難しそうだ」という声も聞いたので、私でもカメラマンの仕事についてノウハウを提供できるのでは?と考えました。

2. 本のコンセプトを決める

本のコンセプトを決めます。

自分の経験や持っているノウハウを細かく書き出しましょう。

あみさん
あみさん

日常は忘れてしまうもの。自分の経験したことで本を出すなら、日頃から経験したことを細かくメモをとっておいた方が良いですよ。

3. 章を立てる

コンセプトを決めたら、次は章立て

目次を決めて、さらに章の中の構成を組み立てます。本や章、見出しのタイトルも考えます。

4. 執筆・校正

章立てができたら、本文の執筆に入っていきます。必要があればさらにリサーチ。

校正後に細かく修正します。

5. 押絵・図解の作成

書籍の内容に挿絵図解を入れるなら、それらの準備も必要です。

自分で作るのが難しければ、ココナラなどのスキルマーケットで、イラストレーターに依頼するなどしても良いでしょう。

あみさん
あみさん

私はCanvaで簡単な図解を制作したり、自分で撮影した写真を使いました。

6. EPUB化・表紙デザイン

校正や挿絵制作後、または同時進行で、表紙デザインを進めていきます。

校正が終了し、挿絵が完成した後にEPUB化を行います。

こちらも自分でできない場合は、スキルマーケットで発注しましょう。

あみさん
あみさん

私はココナラで発注しましたよ。

7. AmazonのKDPへ登録・審査

出版する際は、AmazonのKDP(Kindle ダイレクト・パブリッシング)へ登録が必要です。

まず、EPUB化した原稿や、表紙をアップロード

タイトル・紹介文・値段なども設定して審査申請をします。

あみさん
あみさん

無事審査に通れば、最大72時間以内に出版されます!

8. SNS等で宣伝活動

表紙デザインが完成したころに、X(旧Twitter)で宣伝活動をスタート。

宣伝した甲斐もあり、Kindle合計12部門で1位を獲得しました!

あみさん
あみさん

SNSによる宣伝活動を始めるタイミングは人によって異なります。早い人では、本のコンセプトを決めるときや執筆中に出版予定PRを始めるライターさんもいますよ。

「好きなことで月5万稼ぐ!スキルなし&経験なしの専業主婦でもカメラで夢を叶えた方法」

ちゅん
ちゅん

私は読ませていただいたんですが、ぜひあみさんから、こちらの本のおすすめポイントを教えてください♪

あみさん
あみさん

Kindle本でカメラマンの仕事内容を書いた本は少ないので、本書ではカメラマンの詳しい仕事内容を知ることができます。カメラの仕事をやってみたいけど1歩踏み出せない方でも、「意外とカメラの仕事ってハードルが低いのかも」と、気づいていただけるのではないかと思います。

ちゅん
ちゅん

私もあみさんの本を読んで、普段子どもの写真を撮る行動が、そのまま仕事にできるということに驚きました。

あみさん
あみさん

子どもが産まれたら、子どもの写真を撮る人は多いですよね。実は、私も子どもが産まれたタイミングで一眼レフを買ったんです。

ちゅん
ちゅん

元々カメラが趣味だったというわけではないんですね!それにもビックリ!

あみさん
あみさん

そうなんです!スクールフォトの仕事も最初は失敗ばかりでした。撮った写真がブレていることが多かったし、覚えることがたくさんあって。でも最近では、以前よりも失敗が少なくなり、綺麗に撮れるようになりました。カメラでもなんでも、継続すれば成長していくものなんだなと実感しています。

ちゅん
ちゅん

あみさんの本は、

  • スクールフォトカメラマンになるためのステップ
  • カメラマンのリアルな仕事内容
  • カメラマンとしての仕事幅を広げる方法
  • 子どもの写真を上手に撮影するコツ

などが詳細に解説されています。「スクールフォト」は、写真を撮るのが苦手な私でもめちゃくちゃ興味を持ったお仕事ですので、お子さんの写真を撮るのが好き!という方は絶対あみさんの本を読んでほしいです!

あみさん
あみさん

お手にとっていただけたら嬉しいです♪

ちゅん
ちゅん

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