こんにちは、Webライターのちゅんです♪
「Webライターは単価交渉をしたほうがいい」
SNSを見ていると、このようなノウハウを発信している方をよくお見かけします。
やはり低単価のままでは、なかなか収入は上がりません。
Webライターを続けていると、収入を上げるために単価交渉をするかを悩む時期が訪れるでしょう。
今回は、Webライター5年目の私が、単価交渉の必要性やタイミングについてお届けします。
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【前提】Webライターは単価交渉をしなくてもいい
これから単価交渉に関していろいろ書いていきますが、まず前提として、「単価交渉はしなくてもOK」ということをお伝えしておきます。
わざわざ「報酬を上げてください」と伝えなくても、目の前の仕事に一生懸命取り組んでいれば、クライアントは評価してくれるのです。
評価が上がり、“やめてほしくないライター”という立ち位置が確立すれば、単価というものは自然に上がっていきます。
収入を上げるには、単価交渉するよりもクライアントの信頼を得ることのほうが大切なのです。
「このライターさんにこの単価で書いてもらうのは申し訳ないな」と思ってもらえるくらい質の高い記事、強い信頼関係を目指しましょう。
Webライターが単価交渉するリスク
実は、単価交渉というのは、とてもリスクの高い行為です。
単価交渉することで、クライアントと契約が切れてしまうおそれがあります。
今契約しているクライアントから継続して案件を受注したいなら、単価交渉によって信頼関係に水を差すべきではありません。
もし、クライアントがなかなか単価を上げてくれないなら、単価アップできない事情があるのでしょう。
クライアントが単価アップを渋る3つの理由
「継続して依頼がくるのに、なかなか単価が上がらない」そのようは場合は、クライアント側に単価を上げられない理由があると考えられます。
クライアントが単価アップを渋る理由を3つあげてみました。
1. 低単価で書いてくれるライターがたくさんいる
自分が発注する側に立ったとして、「単価を上げてほしい」と言ってくるライターと、低単価で書いてくれるライター、どちらに依頼したいと思うでしょうか。
両者で記事の質が変わらないのなら、わざわざ前者のライターに依頼しようとは思いませんよね。
低単価でも書いてくれるライターはたくさんいるのです。
そんな中で単価を上げてもらうためには、他のライターよりも頭一つ抜きん出ることが必要になってくるでしょう。
2. 予算に限りがある
クライアントは限られた予算の中でライターに報酬を渡しているため、簡単には単価を上げることはできません。
自分が書いた記事がバズるなどして、メディアに大きく貢献すれば、予算を上げてくれる可能性があるかもしれませんが、それは非常に難しいことです。
単価交渉をするよりも、もっと高い単価で募集しているクライアントを探すほうが早く単価を上げられるでしょう。
3. ライターとの信頼関係が築けていない
契約して間もない時に単価交渉をしても、断られる可能性は高いでしょう。
なぜなら、クライアントとライターとの間に信頼関係が築けていないから。
信頼できない相手の報酬を上げるのは、クライアントにとってもリスクが高くなります。
クライアントに信頼してもらうには、報連相をきちんと行う、納期を守る、記事の質を落とさないなどを、半年、一年と継続していく必要があります。
Webライターが単価交渉するタイミング
クライアントと良好な関係を築いていきたいのなら、単価交渉するのはおすすめできません。
ただ、「こんな時は単価交渉してもいいんじゃない?」というタイミングはあります。
ライターが自然に切り出せる単価交渉のタイミングをご紹介します。
案件に不満があるとき
案件に不満があるとき、というか「もうやめようかな」と考えているときは、単価交渉のタイミングであるといえます。
単価交渉して、希望が通ればラッキーですし、断られてしまったらスッキリやめて次の案件を探せばいいのです。
ただ、単価が上がったところで不満があることに変わりはないので、継続していくこと自体をよく考えてから単価交渉するかを決定しましょう。
半年以上継続したとき
同じクライアントの下で半年、1年と継続したときは、単価交渉のタイミングです。
半年以上継続できるライターは少ないので、クライアントとの信頼関係は築けているといえます。
キリの良いタイミングで切り出せば、たとえ断られたとしても気まずい雰囲気になりにくいものです。
工数が増えたとき
同じクライアントの下で長く継続していると、工数が増えることもよくあります。
「CMS入稿までしてもらえないか」「画像選定もお願いできないか」など、工数を増やしてほしいと言われたときは単価交渉しやすいタイミングです。
どの工数に対してプラスいくらで交渉するのかということを事前に決めて、料金表を作っておくと、単価交渉をスムーズに行うことができますよ。
成果をあげたとき
「ブログのPV数が上がった」「Google検索1位を〇記事で獲得した」「ブログ経由で売上が上がった」など、成果をあげたときは単価交渉しやすいタイミングです。
Webライターの成果を自分で見つけるのは難しいので、クライアントから成果報告があったタイミングで、単価アップを打診してみましょう。
急ぎの案件に対応するとき
ふだんは1週間程度の納期で受注しているのに、クライアントの都合で「明日までに仕上げてください」と依頼が来た時は、単価交渉のチャンスです。
急ぎの案件に対応する時は、一時的なものではありますが、単価アップ交渉をすることができます。
「明日までに納品しますので、報酬に上乗せしていただけませんか?」と聞いてみましょう。
単価の高い仕事を獲得したとき
継続案件より単価の高い案件を獲得したときも単価交渉しやすいタイミングです。
「他の案件では、この工数で1記事○○円で書いています」と比較しながら、交渉してみましょう。
ただし、クライアントと信頼関係が築けていない場合には、この理由では単価を上げてもらうことが難しいでしょう。
Webライターが単価交渉するときの注意点
「単価が安すぎる」「割に合わない」など、無遠慮にクライアントへの不満をぶつけてしまうと、トラブルにつながるおそれがあります。
単価交渉するときは、クライアントへの感謝の気持ちを忘れずに、柔らかい言葉を選びながら伝えましょう。
クライアントを脅すのはNG
単価交渉に失敗したとき、辞める辞めないの判断をするのは自由ですが、単価交渉のときに「単価を上げてくれないなら辞めます」とクライアントを脅すのはNG。
仮に、単価が上がる予定だったとしても、扱いづらいライターだと印象づけてしまうと、継続してもらえなくなります。
ていねいな言葉で感謝の気持ちを伝える
単価交渉するときは、いつもよりていねいな言葉を心がけましょう。
クライアントも人間です。「こんな報酬では、やってられません!」と伝えるよりも「いつもご依頼をいただきありがとうございます。こちらのメディアで今後も書き続けたいと思っています。」という気持ちを伝えたほうが、心が動かされるでしょう。
【コピペOK】単価交渉の例文
半年以上継続したときの例文
いつもお世話になっております。
この度、○○様の下でお世話になり、半年が経過しました。
継続してご依頼をいただき、心より感謝申し上げます。
私としましては、これからも貴社とのお仕事に取り組み、さらなる事業拡大に貢献していきたいと考えております。
つきましては誠に恐縮ですが、契約金額の引き上げをご検討いただけませんでしょうか。
金額に関しましては、他社と1記事○○円で契約しておりますので、同程度でご検討いただければと存じます。
何卒よろしくお願いいたします。
工数が増えたときの例文
いつもお世話になっております。
この度、通常のご依頼に加え、〇〇に関するお仕事のご依頼をいただきました。
ご相談いただけて大変光栄です。
追加業務を行うにあたり、これまでよりも作業時間が増加する見込みでございます。
つきましては誠に恐縮ですが、契約金額の引き上げをご検討いただけませんでしょうか。
金額に関しましては、1記事○○円程度の追加をご検討いただければと存じます。
何卒よろしくお願いいたします。
まとめ
今回は、単価交渉の必要性やタイミングについてお伝えしました。
クライアントと良好な関係を築いていくなら、単価交渉はしないのがベターです。
単価交渉するよりも、目の前の仕事に一生懸命取り組み、納期を厳守し、報連相をきちんと行って信頼関係を築いたほうが収入は上がっていきます。
どうしても単価交渉したい場合は、契約を切られてしまう覚悟をした上で行いましょう。